「これも本文はけっこう古い内容だ」
「うそー、信じられない」
「というわけで、嘘の話だ」
本文 §
「前に嘘はヤマトの定番と書いたが」
「うん」
「あらためて考えてみるとけっこう濃いぞ」
「というと?」
「俺的アニメのヤマトの嘘ランキング」
- イスカンダリウムは差し上げますと言ったスターシャ
- 地球に偽装した黒色星団本星
- 実は生きていた沖田
- 地球との通信を告白しない相原
- 本当は古代が好きなのに言わない森雪
「ははは」
「中でも、スターシャの嘘が最強だ」
「どうして?」
「男は全員信じたんだよ。イスカンダリウムを上げるという嘘を」
「そうか」
「愛する女ぐらいは自分で守るという男のメンツが丸つぶれ。デスラーは部下まで多数死なせたのにメンツ丸つぶれ。旦那も、気付かないで宇宙に送り出されてメンツ丸つぶれ」
「わざわざ来た古代達のメンツも立たないね」
「マジでイスカンダリウム貰えると思って降下したゴルバご一行様も全員メンツ丸つぶれ」
「勝ったと思ったのにね」
「しかも、恨みを晴らそうにももうスターシャはいない」
「最強の女だね。スターシャは」
「まさに最強の嘘つき女だ」
「でも、男達は従ってしまう」
「そうだ。信じて従ってしまう。スターシャには逆らえない」
嘘……では無いのだろうが §
「廃艦と決まったよ」
「えっ?」
「という藤堂の言葉に嘘は無いんだろう。命令に説明は無いというのも嘘でも無いのだろう」
「藤堂は防衛会議寄りの発言で本心を隠しているように見えるけどね。でも、嘘は言ってない訳か」
「発言内容だけを見ればな」
「偽りだけど嘘じゃないのか!」
オマケ §
「嘘そのものでは無いが、永遠のジュラでは嘘が見抜かれるという要素が大きなウェイトを持っていた」
「デスラーがジュラを追放する理由というわけだね」
「やはり、ヤマトと嘘は切っても切れない」
「ならば、SPACE BATTLESHIP ヤマトで沖田が藤堂を巻き込んで嘘をつくのも、とてもヤマトらしい展開と言って良いわけだね」
SPACE BATTLESHIP オマケ §
「古代さん嘘ついてる!」
「これがヤマトという船に乗り合わせた宿命なんだ!」
「でも」
「俺たちは誰の船に乗ってる。嘘つき沖田の船なんだぞ!」
「じゃ、古代さんが18歳の血気溢れる宇宙戦士っていうのも嘘?」
「それはアニメの設定だ!」
オマケ2 §
「どうでもいいが。再放送の銀魂の新OPの出来が非常にいい」
「4月から本放送も再会だからかな」
「この新OPは鳥と猫が主役だ」
「押井守なら鳥と犬だよね」
「ヤマトだと猫は乗るけど鳥は乗らない。アルカディアは鳥も猫もいる」
「そうか。鳥も猫もロボットも乗り組む奴はみな仲間か」
「おれたちゃ宇宙の海賊さ。恐れを知らない海賊さ」
「それで」
「でも、鳥をもっと明瞭にカラスと言い換えると魔女の宅急便だね」
「どうして?」
「ウルスラの友達はカラスで、キキの友達は猫。しかも黒猫」
「なるほど。で銀魂はどれを意識してるんだろう?」
「さあね。魔女宅ネタもやってるし、ハーロックネタもやってるし、ヤマトネタもやってるからワカランよ」